身につけるべき基本的なスキル

身につけるべき基本的なスキル

全体をまとめるリーダーシップスキル

ベンダーコントロールは社内外のプロジェクトメンバーとコミュニケーションを取りながら最終的な意思決定を行います。IT環境を整えるためには、要望をヒアリングして適切なベンダーを選定し、プロジェクトを進めていかなければなりません。リーダーシップがなければ全体をまとめあげ、調整することはできないでしょう。

マネジメントスキルも必須

社内外の多くの人が関わるプロジェクトでは、リスク管理や進捗管理など、プロジェクトマネジメント全般のスキルも必要です。進捗の遅れやベンダー側のトラブルが発生した場合は、迅速に展開し進捗の調整や見直しを行わなければなりません。また、IT環境を改善するためにはシステム開発だけでなく、適切なネットワークサービスや関連機器などの導入も必要です。その際に、どのような機器が必要なのかを判断し決定するのはベンダーコントロールですが、全体を把握し管理していなければ何が必要なのかもわからないでしょう。
作業は複数のベンダーに依頼することになります。プロジェクトの進捗状況に応じて作業工程を調整することになりますが、全体像を見据えた調整を行うことで上手く機能するようになります。

適切に指示するスキルも重要

ベンダーコントロールはクライアントの指示通りにシステムやサービスを提供するように調整しなければなりません。指示が不適切であれば、納期に遅れてしまう可能性もあります。何が必要なのか、確実に伝わるように指示を出すスキルが必要です。指示を出す際は曖昧な表現は避けなければなりません。内容が伝わりにくくなります。また、指示を出すタイミングにも注意が必要です。

リカバリー計画も必要

ネットワークや新システムの導入作業は、複数の人間が関わるプロジェクトです。しかし、そのすべてがスケジュール通りに進むとは限りません。システムが正常に動作しなかったり、担当部署の要求と仕様が異なっていたりすることがあるからです。そうなってもスムーズに対応できるように事前にリスクを想定し、リカバリー計画を策定しておくと臨機応変に対応できます。

責任感がない人は向いていない

多くのプロジェクトには納期があります。納期までに決められた作業を完了させなければなりません。責任感が強い人は間に合うように管理できますが、そうでない人は納期を重要視しないため、遅れてしまう可能性があります。それではクライアントの信頼も失ってしまうでしょう。責任感が欠如している人にベンダーコントロールは向いていません。

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